よくあるご質問

外来診療に関するご質問

Qなかなか精神科には行きづらいんですが...

まだまだ精神科は敷居が高いと感じる方は多いのではないでしょうか。
しかし、現在の社会環境の中で人間関係や仕事のストレスを抱える人が増加しています。当院にも生活や人間関係の息苦しさを相談される人も多いです。
病院まで足を運びにくい方はまずは電話でもご相談ください。
診察等は病院まで来て頂く必要がありますが、現状を変えるきっかけになると思います。また、家族の方の電話相談も対応していますので何か気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

Qどのような方が受診していますか?

幅広い年齢の方が受診をしています。
当院では認知症の高齢者や統合失調症等の精神疾患の患者様など多くの方が来院しますが、他にも人間関係や社会生活で心の不安や生き辛さを抱えている方もご相談に訪れます。

デイケア・訪問看護に関するご質問

Q定期的な通院やデイケア、訪問看護を利用したいが費用がかかりすぎる。

精神科の疾患の場合、良い調子を保つために外来通院を続けて確実にお薬を飲み続けることが大切です。しかし、定期的に通院すると、患者さんの経済的な負担も高くなるために、服薬を中断してしまうことがあるかもしれません。
こういった通院による経済的負担を軽減し、皆さんが安心して通院できるように自立支援医療(精神通院)があります。これは、自己負担額は基本的にかかった費用の1割になり、所得階層により自己負担上限額を導入するものです。申請は病院で可能ですのでお気軽にご相談ください。

相談室に関するご質問

Q退院後の生活に不安がある。

退院される前には患者様とご家族、主治医や相談員等で話し合いを行い、ニーズに合った利用可能な社会資源の情報提供および手続きの援助を行っています。
また、通院中で何かお困りの方もご相談を承っておりますのでお気軽にお話ください。

認知症に関するご質問

Q認知症はどんな状態のことを言うのですか?

脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症です。

Q認知症はどんな症状が出るのですか?

認知症には、「中核症状」と「行動・心理症状」の二つの症状があります。
中核症状とは、脳の神経細胞が死んでいくことによって直接発生する次のような症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。

Q認知症になったら家族や周囲はどうすればいいの?

認知症になる可能性は誰にでもあります。
私たちと同様、認知症を患った方々の心情も様々です。
また、「認知症の本人は自覚がない」という考えも大きな間違いであり、最初に症状に気づき、誰より一番不安になって苦しむのは本人なのです。
認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。
あたたかく見守り適切な援助を受ければ、自分でやれることも増えていくでしょう。
認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。

公安委員会へ提出する診断書のご質問

Q診断書は、受診したら、すぐ書いていただけるんですか?

大変申し訳ございませんが、診断書作成に当たり、様々な検査等を行わないといけない為、はじめて受診される方に関しては、予約制となっております。
受診の流れに関しては、もの忘れ外来を参照してください。

Q診断書を作成するに当たっての費用は、どの位かかりますか?

当院での初診料・再診料・診断書代に加え、協力病院での頭部CT。
また、診察の結果、精密検査を要すと判断した場合には、協力病院にて、MRI等の検査を依頼する事があります。 費用の目安としては、診断書代も含めて約5,000円~15,000円程度となります。

Q診察時間は、どの程度かかりますか?

医師による診察を受ける前に、相談員による問診・心理士による認知機能検査等を行いますので、大変申し訳ございませんが、長時間待っていただく場合がありますので、受診する際は、事前に、当院医療福祉相談室まで、ご連絡ください。 費用の目安としては、診断書代も含めて約5,000円~15,000円程度となります。

Q睡眠薬は怖くはありませんか?

メンタルヘルスの基本は睡眠です。眠れないのを無理に我慢しているより、ちゃんと眠れるほうが大切です。睡眠薬は多種多様で、適切に用いれば安全に使用することができます。
よく、「薬が怖いのでお酒を飲んで寝ています」という方もいらっしゃいますが、アルコールの方が依存性や毒性が高い薬物です。
ですから、お酒を飲んで寝るぐらいなら、睡眠薬を飲んだほうが健康的な睡眠がとれるでしょう。また、当院では何の説明も無くお薬を処方することはありません。
ご本人様と相談の上、メリット・デメリットを説明し、納得していただいた上で処方しています。
また、薬を飲み始めたら、薬なしでは寝られなくなるわけではありません。
そのようなことがないように、常に考えながら処方しております。
ご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

Q外来初診の場合、紹介状がないと診てもらえないのでしょうか?

精神科や心療内科を当院で初めて受診される場合、当然紹介状は無くても大丈夫です。
今までに精神科や心療内科を受診されたことがある場合につきましては、原則紹介状をご持参いただくようにお願いしています。
精神科、心療内科の治療において、これまでの治療経過は極めて重要な情報となるからです。
また、精神科、心療内科の治療は長い時間をかけて行うことがほとんどですので、劇的な治療効果を期待する患者様の中には、比較的短い期間で医療機関を転々としてしまう場合もあるからです。
これではよい治療ができません。何卒ご理解ください。

Q精神科にかかりたいのですが、どういう状態になったら診察を受けに行ってよいのかタイミングがわかりません。こんなことぐらいで病院へ行っていいのか?医師の方に迷惑がられるかも...と悩んでいます。

少なくともご本人が精神科にかかろうかどうかと悩まれているとすれば、遠慮なさらずに受診していただいて大丈夫です。
それでもやはり医師の診察を受けるべきかどうかお悩みでしたら、お電話にて受診相談も行っております。是非一度お電話ください。

Q精神科を初めて受診するのですが、どんな診察をするのか不安です。なにか受診するに際しての留意点やアドバイスは?

まずは内科や外科を受診されるのと同様、保険証をお忘れなくご持参ください。
精神科の初診では、今までの経過や現在の症状をじっくりお伺いすることになります。
こちらの質問に答えていただければ何も心配ありませんが、伝えておきたいことに漏れがないように、メモを持ち込むというのもよいかもしれません。

Q治療を受けていることを、他の人に知られることはありますか?

治療について、スタッフ以外の病院外に話すことはありません。

カウンセリングに関するご質問

Qカウンセリングの料金はどうなっていますか?

診察料をお支払いください。カウンセリングの実施にあたり、合わせて医師の診察を受けていただくことになっています。
その際に診察料をお支払いいただければ結構です。

Qカウンセリングの時間や回数はどうやって決まるのですか?

1回45分程度、毎週や隔週など定期的、継続的にお話を伺う方が多いですが、月に1回程度や数回で終了する方もおられます。
いずれの場合も、本人様のご希望や訴え、医師の判断、カウンセラーの勤務状況などを総合的に考慮して、話し合いの上で決めていきます。 費用の目安としては、診断書代も含めて約5,000円~15,000円程度となります。

pagetop